市場調査
市場調査
不動産業者からの何件かの優良物件情報から絞り込み、第1位~第4位程度まで候補を絞り込みます。
そしてその候補物件の一つひとつについて、「ここで成り立つか否か」を問う、商圏調査を行います。
商圏調査というと小売店でも開業するのかと思われますが、これは、開業イメージとその候補地の適合性を確認する上で重要なポイントとなります。
ほんの少し前の時代まで、接骨院は商店街の中でも一番奥の目立たないところにあったり、繁華街から角を曲がって4~5軒目にひっそりと位置していたものです。
しかし、これからの接骨院経営においては、もっとビジネスとして地域、繁華街や商店街の前に立って開業したり、小売業や飲食店業の出店ノウハウ等を取り入れなければならない時代となってなっています。
商圏調査
治療院といえども商売です。 そして商売であるからには、それを支えてくれるはずの商圏を知らなければなりません。
商圏は開業候補物件を中心として半径500mを第一次商圏、1000mを第二次商圏として設定します。
まず最初に、開業候補地を中心として半径500m、そして、第二次商圏として1000メートルの円を書き入れることができる縮尺、3000分の1程度の地図を入手します。
次に商圏内に人口密度を低下させる要因がないかを調べます。
例えば大型の神社・仏閣等が近隣にある場合、その大きさと人口密度は反比例するものと考えます。
次に人を引き寄せるイベント性の高いモノと自院の位置関係を確認します。
ここでいうところのイベント性の高いモノとは、駅・デパート・スーパー等であり、その順位は開業候補地の個々の特性により異なります。
人口調査
候補地域の概略を掌握の後は、人口に関する調査を段階的に実施します。
第一の調査は「基本事項」の調査です。 ここでいう「基本人口」とは、一つのビジネスを運営していくために必要な売上を上げられるほどの人口を、その候補商圏が有しているか否かの調査で、人口密度がその調査の目安となります。
単純に人口密度が高い地域は潜在需要が多数いることになり、人口密度が低い地域よりも有利な展開が期待できます。
また男女年齢等による構成比によってもマーケットは異なってきます。
次に「昼間人口」と「夜間人口」の調査を実施します。
昼間人口とは、その地域の居住者およびその地域で昼間に勤務、遊興などを目的として潜在してる人口のことです。
競合調査
競合調査において重要なことは競争相手の内容です。
調査方法としては、地図に競争相手を書き込みながら、同時に資料のような情報カードを作成します。
記載内容としては、院長の年齢や従業員数、来患数、治療所面積等、推定で構いませんので出来るだけ詳細に書き込むことが重要です。
この調査の場合、1日では内容を記入し切れません。 しかし、この調査表の作成を目的として何度か足を運んでいるうちに、自然と相手の競合度(強・普・弱)が判明してくるものです。
例えば高齢者を対象とした接骨院の競合相手が存在する場合、同じ商圏内に2件目の接骨院が存続していけるだけの人口のキャパシティの有無で、ある程度は判断できます。
この場合、第一次商圏である開業候補物件から半径500メートル以内の人口密度が決め手となります。
成功する開業の秘訣は競合相手がいないことですが、それはほぼ不可能です。 出来る限り競合の少ない地域を探すと同時に、競合相手の詳細な状況を把握することが重要です。
情報提供:吉村龍夫
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