| 第24回 個人請求の問題点 |
個人請求の問題点請求額より入金額が少ない?接骨院を経営している山田さんは、保険請求については請求団体を通さないで直接保険者に請求をする いわゆる「個人請求」をしてきました。 請求先の保険者が多くなり、また仕事も忙しくて最近では入金額の消し込みをしていませんでした。 ところが最近どうも気になることがあります。 請求額より入金額の方が少ないように感じるのです。 これは事業者としての直感的なものですが、事業口座の預金残高が減ってきており、 患者数や経費は横ばいなのになぜ預金残高が減るのか。 預金通帳の出入りをみてみると、どうやら売上入金が減っているように思えます。 保険者に請求して入金があるのが、その2ヶ月から3ヶ月後。 山田さんは最近の通帳をみて、保険者からの入金について、請求書と消し込みをやってみました。 しかし、保険者から来た入金通知書には、件数と振込金額しか書いてありません。 入金月の2ヶ月前の請求書の請求額を見てみましたが、金額が合いません。 3ヶ月前の請求書とも合っていませんでした。 この間、返戻はありませんでした。おそらく患者によって入金月がずれているからでしょうか。 これでは消し込みが出来ないので、請求通り入金があったことを確かめることが出来ません。 困った山田さんは、同業者の友人に聞いてみました。 その友人からこんなアドバイスを受けました。 個々の消し込みが無理なら、一年間で請求額と入金額の合計を比較してみたらどうかな。 早速、山田さんは昨年1月から12月の保険請求額の合計を集計。 返戻通知書より年間の返戻額を集計。 通帳より年間の保険者からの入金額を集計。 山田さんの接骨院の昨年1月から12月の請求額は1,740万円。 返戻額は135万円。差引1,605万円。入金額は1,425万円。差引180万円入金額が少なくなっていました。 これは施術した月と返戻月、入金月にずれがあることが主な原因なので、 ここでは、主たる保険者からの返戻がわかるのと入金があるのが施術月の2ヶ月後として、 返戻額を2ヶ月ずらせて、昨年3月から今年2月の返戻額を集計。 入金額も同様に集計。 すると、請求額は1,740万円。 返戻額は141万円。 差引1,599万円。 入金額は1,545万円。 差引54万円入金額が少なくなっていました。 この差額は保険者によって請求から入金までのずれがあるのでそれが主たる原因と思われますが、 山田さんはどうも納得がいきません。 差額がゼロならまだしも入金の方がやはり54万円も少なかったからです。 では、このケースで3カ月遅れで返戻がわかり入金もあるとすると、請求額は1,740万円。 返戻額は137万円。 差引1,603万円。 入金額は1,540万円。 差引63万円入金額が少なくなっていました。 2ヶ月のずれの方が差額が少ないので、おそらくこちらの方が実態に近いと考えられます。 以下省略
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